世界的にラクターゼを分泌し、ミルクを飲んでも体調を崩さない民族の方が少数派である。


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1.ミルクを飲む資格がある民族は世界的に稀。

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(離乳後、ミルクを消化できる民族はごくわずか)

 

ご存知の通り、ミルクはタンパク質・カルシウムやビタミンDに富み、カロリーも充分な飲み物になります。ところが、そのミルクとの相性は、その地域の日照時間との関係で決まります。栄養価が優れているから、ただ飲めばよいというわけではないのです。なぜなら、世界的にミルクを消化するラクターゼを体内に秘めているのは、白人人種のコーカソイド(なかでも北欧人)とサハラ砂漠南縁に住むフラニ族にしかいないからです。

 

 

2.日本人やクメール人はミルクをとるべきでない。

1465395_603102289736371_1131434873_n(ミルクとの相性は日差しと密接な関係がある)

 

緯度が高くなればなるほど、問題となるのがビタミンDであり、これは紫外線を浴びることなくして、自前で生成することはできません。ビタミンD欠乏は主に北欧人にとってゆゆしき問題となる傾向にあります。日差しが弱い氣候からくる色白肌のため、大量のカルシウムを消費してビタミンD生成を行う必要性が生じるからです。このような過程のなかで生まれたのが、離乳後、本来は機能しなくなるラクターゼ分泌にかかわる遺伝子を特別に残すという方法でした。

 

3.ママと赤ん坊は肌色が薄くなる。

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(ビタミンが肌の色を決める)

 

女性は妊娠期から授乳期にかけて、大量のカルシウムとビタミンDを失います。近代社会では、これをサプリメントによって補いますが、まだ伝統的な暮らしをされている女性は、ビタミンDの生成能力を高めるためでしょうか。肌の色が薄くなるのです。授乳といえば、ミルク。赤ん坊の方も肌を薄くして、より栄養を吸収できる体質にしているのかもしれませんね。

4.完全有機ミルクであれば、身体に沁みる。

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(有機ミルクは湯あがりの一杯のように沁みる)

 

牛乳はそもそもGHQが革新的に普及させたモー毒であるという説が出はじめてから、学校給食のミルクを廃止し、ビタミンDが豊富な富士のキクラゲを代わりにというような話まででてきております。これまで見てきたように、ミルクが日本人の体質に合わないことはたしかです。しかしながら、完全な有機牛乳を飲むと、不思議なことにスッーと身体に沁みこむ感覚になります。これはいったいどういうことなのでしょうか。研究が待たれるところです。

5.一般的なミルクは断捨離したほうがよい。

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(食の基本は何をとるかではなく、何をとらないか)

 

赤ん坊にミルクは必要です。しかし、いったん乳離れをしたならば、貴方がコーカソイドやフラニ族でない限り、牛をはじめとする動物の乳にまで執着してミルクをとり続ける必要はどこにもないでしょう。どうしてもミルクがよいという方は、完全な有機ミルクにすべきです。まだまだ一般的とは云えないものの、日本で手に入れることは可能です。兎にも角にも、ミルクを貧困に苦しむ諸外国に支援する際は、まず相手の肌色を踏まえてから事を起こすこと。さらにミルクをその国の食育に組み込もうとする場合には、より一層の配慮が必要なのです。

 

 

【参考文献】

『友達の数は何人?』 ロビン・ダンバー著